2017年 01月 10日
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クイズ 輪状甲状筋 ふくわらい
★追記:輪状甲状筋(垂部と斜部)の輪状軟骨への付着の仕方
両方とも、起始付着部位は輪状軟骨の前面であることは間違いありませんが、完璧な正解はありません。書物によって、起始部が平行に並んでいるものもあれば、斜筋の上に垂部がかぶさるように描いてあるものもあります。また、メイヨークリニック(米国)の喉頭機能外科教室で、わたしは多くの摘出喉頭を見ました。解剖での輪状甲状筋は非常に薄く、周囲にある軟部組織との境界がはっきりせず、垂部と斜部の完全な同定は難しい状況でした。幾つか試しましたが、平行のケースと、やや重なっているケースが半々のような気がしています。
声の短問短答8 〔2012年8月3日掲載〕の全文章
しっかりした高音を発声したいときは、下顎先端オトガイと胸骨最上端部に力をこめ、喉頭全体は緩める手法をお薦めします。
実際に5~10㎝程度の固体物をはさんで感覚を養うと劇的な高音が叶います。
効果的な訓練方法が以下です。
最初にトレーニングツールを作ります。
食品包装フィルム(サランラップやクレラップ)の芯とスポンジを用意します。
起立正面を向いて、下顎先端オトガイと胸骨最上端部の距離を測り、芯をその長さマイナス1㎝に切ります。
両端にスポンジを装着します。
それをはさんだ状態で歌います。
とくにパワフルな高音を出すときに、グッと力を入れましょう。
二点間の意図的筋硬化によって、その間の軟部組織は弛緩します。
これによって、輪状甲状筋が最大限に動く環境が作り出されます。
その状況で、何度も高音歌唱すれば、輪状甲状筋の 『可動範囲』 と 『筋力』 が著しく増強されます。
お試しください。
キチンとできれば、効果の大きさに鳥肌が立ちますよ!!!!!
by nodo-news
| 2017-01-10 01:58